ビッグデータの時代。企業が活用しやすくする指針を政府決定。個人情報を「十分に加工」して二次利用可能に
ビッグデータ、企業が活用しやすく
ビッグデータの時代が間違いなく到来し、それは、一般国民の生活にも及びます。その状況を踏まえ、政府は、クレジットカードの購買情報や自動車の走行記録などから得られるビッグデータを、企業が活用しやすくする指針を作りました。膨大な情報は匿名処理され、企業間で自由に売買されて、消費者の嗜好にあった商品やサービスの開発にいかされます。

「十分に加工」した個人情報は二次利用可能に
肝心の匿名化について、法的整備が進みました。今年5月末には、改正個人情報保護法が全面施行され、個人情報を「十分に加工」した後であれば、本人の同意なしで二次利用できることになります。対象は、クレジットカードやPOS(販売時点情報管理)レジの購買履歴、自動車の走行データなど5項目。氏名や電話番号、住所の詳細な番地などは削除され、自動車であれば、車種名までは情報化されず、「高級車」「コンパクトカー」などと置き換えます。
AIでカード決済情報を分析
クレディセゾン((株)クレディセゾン:東京都豊島区 林野宏社長)とデジタルガレージ((株)デジタルガレージ:東京都渋谷区 林郁社長)は、すでに昨年、人工知能(AI)を使ってカード決済情報を分析するサービスを始めています。カード情報やレジのPOS情報を使えば、メーカーと小売店の在庫管理の無駄を削減したり、顧客のニーズに合った商品の傾向をとらえて、新商品を開発したりすることが可能です。消費者の利益にもつながるでしょう。
産業を生む卵
自動車のデータも、走行データを分析することで、より精緻な地図が必要な自動運転技術や、きめ細かく保険料を設定したオーダーメード型保険の開発などにつながる可能性があります。プライバシー保護の重要性は言うまでもありませんが、ビッグデータは産業を生む卵なのです。
●関連記事:「広がるフィンテック①:地銀間で連携相次ぐ。AI活用の実証実験、9行のデータをビッグデータ化」[2016.09.26配信]
[2017.4.4]
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: ビッグデータの時代。企業が活用しやすくする指針を政府決定。個人情報を「十分に加工」して二次利用可能に
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.h-yagi.jp/mt5/mt-tb.cgi/2848




コメントする