「ホンダジェット」エンジン量産開始!すでに欧米から100機受注、潜在する日本市場も視野へ
燃費性能10%高く、構造簡素化で故障削減

ホンダは11月12日,米子会社ホンダエアロのノースカロライナ工場で小型ジェットエンジン「HF120」の量産を開始しました。エンジンは、小型ジェット機向けに米ゼネラル・エレクトリックと共同で開発。燃費性能は、競合機より約10%高く、構造が簡素化され故障が少ないなどの特徴を持ちます。
小型ジェットエンジンは、ホンダが別の子会社ホンダエアクラフトで機体の生産を手がける小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」に搭載。他社の競合小型ジェット機用へのジェットエンジン販売も視野に入れます。
日本でもレジャーにニーズ
ホンダジェットの受注は、現在欧米のみにとどまっていますがホンダエアクラフトでは「日本でもレジャーでのニーズが見込める」とし日本市場への投入も意欲を示します。
日本は,欧米に比べビジネスジェットが普及していませんが「東京五輪を機に政府が受け入れ態勢を整えようとしている」ことを指摘。ビジネスだけでなく家族旅行にもニーズが見込めるとの認識を示しました。日本市場投入への優先度は低いものの、空港などインフラやサービスなど整備されれば国内投入に十分チャンスがあります。
3年後には80〜100機を生産
ホンダジェットは、パイロットを含め7人乗り。すでに100機以上の受注を得ており、フル生産後は2年分の受注残を持つ方針です。
生産計画では,納入開始から1年間は年50機、平成29年には80〜100機に引上げることを表明。生産が追いつかなければ開発拠点の設備も活用し年110機まで引上げる方針です。航空機産業では,新型機を開発し、投入する場合の投資回収が10年以上かかるとされていますが、ホンダエアクラフトでは一連の取組みでコストを削減し5年を目安に単年度での黒字化を目指します。
機体、エンジン、製造,販売すべてがホンダ
航空機事業への参入は、ホンダ創業者の故本田宗一郎氏が語っていた夢であり、ホンダは昭和61年から本格的に研究を開始。航空業界では一般的に機体とエンジンは別のメーカーがつくりますがホンダは機体、エンジン、製造,販売とも自社で行い航空機事業を成長させるとしています。
ホンダは、「HF120」の量産の量産が始まり悲願だった航空事業参入への第一歩を踏み出しました。平成32年の東京五輪には空港でホンダジェットの姿も見られそうです。
●関連記事:「国産ビジネスジェット「ホンダジェット」、搭載する「HF120」エンジン単体でも市場のシェア拡大へ」[2014.10.29配信]
[2014.11.22]
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